ページタイトル:神坂大檜 当サイトのシンボルマーク

画像:神坂大檜 名称 神坂大檜 (みさかおおひ)
名称の典拠 林野庁「森の巨人たち百選」
樹種 ヒノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 1000年(注1)
所在地の地名 岐阜県中津川市神坂
 〃 3次メッシュコード 5337−14−68
 〃 緯度・経度 北緯35度28分16.4秒
           東経137度36分22.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年5月15日

注1)「森の巨人たち百選」プレートによる





 恵那山(えなさん、2191m)から北東に稜線を辿ったところに神坂峠(みさかとうげ、1569m)がある。美濃と信濃の国境(くにざかい)の峠だ。
 その稜線の北西斜面を源流とする二つの川、温川(ぬるまがわ)と冷川(つめたがわ)は味噌野(みその)の南で合流し、湯舟沢川(ゆぶねさわがわ)となる。このあたりでは河川勾配がきつく浸食も盛んなのか、それらの川には切れ目の無いほど多くの砂防ダムが連続して設置されている。
 温川と冷川に挟まれた部分は細長い台地のようになっていて、台地上に霧ヶ原集落の家々が散在する。
 私が大檜を訪ねた日の霧ヶ原は、名前の通り霧のなか。林道大谷霧ヶ原線を登るにつれ、霧はだんだん濃くなるばかり。ただ、地形と風向きによるものか、ところどころ、霧が晴れることもある。
 駐車場に着いたのは朝8時頃。5月の8時はもう十分に日が高い。
 駐車場では霧が晴れていたのだが、大檜に向かって歩き出すと、また霧が濃くなった。急にあたりが暗くなり、朝から未明に時間が逆行した印象。視界を阻まれ、夢か現実か定かでないような幻想的な空間に、まったく一人。どきどきするような、わくわくするような不思議な感覚。
 道はほぼ水平道で、駐車場から大檜までは約30分。
 路傍に案内表示があり、そこから少し下ると、大檜を間近に見ることが出来る。
 前はもう少し下まで行けたようなのだが、今はこの先立入禁止。根元を見ることは出来ない。巨木ファンとしてはちょっと残念。(上半身しか見えないのでは、上記データほどの大きさの実感が得られない)
 予想していたよりも多くの枝をつけている。樹勢が良さそうだ。
 駐車場までの林道は狭いが、ダートでなく舗装路なので
安心。その先の案内表示もしっかりしていて、苦労せずに訪ねることが出来た。
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