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画像:下田の大杉(幹と並ぶ)

画像:下田の大杉
名称 下田の大杉 (みさだのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 富山県中新川郡立山町下田(みさだ)
 〃 3次メッシュコード 5437−72−36
 
〃 緯度・経度 北緯36度36分55.8秒
           東経137度19分37.5秒
立山町指定天然記念物(1976年12月1日指定)
撮影年月日 2003年6月7日(左写真)
        2011年4月5日

注1)立山町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 常願寺川(じょうがんじがわ)の河岸段丘の縁、緑の中に白山社がある。大杉はその御神木。
 周囲を若い杉たちに囲まれている。青々とした若木のなかにあって、梢には葉がついていなくはないが、ちょっと寂しい。樹勢は芳しくないように思える。
 案内板によれば、かつてはひときわ目立つ存在だった。海からは20km近く離れているのだが、高台にあることもあって、晴れた日には遠く富山湾からも確認できたという。
 若狭の八百比丘尼伝説がここにもある(この地では「白比丘尼」とされている)。人魚の肉を食べて不老長寿となった白比丘尼が当地を訪れた。そして若狭に去る際にこの大杉を植えたと伝えられている。巨木の長寿の根拠を八百比丘尼に求めたものであろう。
 明治のはじめ、常願寺川に架橋するため、巨木の供出が促された。しかし、村人は御神木を伐ることを承知せず、この木は今日まで命を永らえることができたということである。
 
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