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名称 見目神社のスダジイ
(みるめじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 6.7m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 静岡県三島市佐野(梨坂)
〃 3次メッシュコード 5238−57−93
〃 緯度・経度 北緯35度09分49.6秒
東経138度55分03.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年2月14日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)保存木に指定されたことを示す案内板(三島市が設置)による
裾野市との境界線近くの山間に見目神社が鎮座している。
三嶋大社の摂社で、祭神は波布比売命(はふひめのみこと)ほか5柱。三嶋大社の祭神事代主命(ことしろぬしのみこと)の妃たちだ。
案内板によれば、はじめ見目神社は山上に鎮座していたが、天正18年(1590)、豊臣秀吉が小田原の北条氏政を攻めた際、兵火にあって焼失した。現在地に遷座したのは、寛永10年(1633)のことという。
拝殿に向かって右手前、石段を上がったところにスダジイ古木が立っている。境内平面にはほかに高木がなく、神社に向かう道路からもよく見える。
平面にはないが、背後の斜面には複数のスダジイの姿が見える。これらは、本来の樹相の名残りかもしれない。
標記のスダジイの周囲は、ミニ庭園風に整えられている。形式の異なる石灯籠は、複数の時代の、複数の意思がこの木を讃えようとしたことを想像させる。(巨樹ファンにとっては、少々邪魔な灯籠だけれども)
スダジイ自身も、すっかり背が低くなってしまったが、樹勢は良さそうだ。密集した葉が陽光に輝いていた。 |
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