ページタイトル:祖の松 当サイトのシンボルマーク

画像:祖の松 名称 祖の松 (みおやのまつ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 イチイ
樹高 9m/6m(注2)
目通り幹囲 4.6m/3.6m(注2)
推定樹齢 900年(注2)
所在地の地名 北海道久遠郡せたな町北檜山区若松(注3)
 〃 3次メッシュコード 6339−47−22
 〃 緯度・経度 北緯42度21分34.0秒
           東経139度54分31.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月3日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(別の案内板はじめ、「の」を省略して「祖松」と記しているものも多い。読み方は同じ)
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による。いずれも前者が東株(国道に近い側)、後者が西株のデータ)
注3)2005年9月1日に2郡3町が合併して久遠郡せたな町誕生。旧行政区は瀬棚郡北檜山町





 北海道(本島)最西端の尾花岬(おばなみさき)から東北東に13kmほど。太櫓川(ふとろがわ)左岸に若松という集落があり、国道229号が集落を南北に縦断する。
 若松農業協同組合の近く、国道より少しだけ低い平面に、「祖の松」と呼ばれる2本のイチイ古木が立つ。車窓からもよく見えるのだが、カーブの内側にあって、巨木にしては小さな姿なので、見落としてしまうかも知れない。
 樹名(及び集落名)の由来について、案内板に丁寧な説明があった。ちょっと長いので、全文の紹介はここでは控えるが(「少し大きめの画像」ページに掲載)、この地を開拓したのは会津若松出身の人だったこと、イチイはもとからここに立っていたこと等が記されている。
 周辺環境の大変化が影響したか、今はかなり寂しい姿である。幹の大部分は既に白骨化している。
 しかし、量は少ないものの、まだ葉は青々としている。
 せっかくここまで生きてきたのだ。この先、人間社会がどう変化するのか、もう少し見ていてもらいたいと思う。
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