ページタイトル:箕輪のヤマザクラ 当サイトのシンボルマーク

画像:箕輪のヤマザクラ 名称 箕輪のヤマザクラ (みのわのやまざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 茨城県久慈郡大子町南田気(箕輪)
 〃 3次メッシュコード 5540−02−99
 〃 緯度・経度 北緯36度45分04.6秒
           東経140度21分52.2秒
天然記念物指定 なし(注3)
撮影年月日 2020年4月4日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(「大子町文化遺産」関係部署が設置?)
注2)上記案内板による
注3)大子町公式サイトの「大子町文化遺産」では天然記念物とされているが、県や町の条例に基づく文化財としての天然記念物ではない





 JR水郡線袋田(ふくろだ)駅の北で久慈川を渡り、麓の松葉(まつば)集落から太郎山(標高447m)に向かって狭い舗装路を登る。道路を登り切ったところが箕輪である。(松葉との標高差は200mほど)
 携帯電話の中継塔のところから、谷を挟んだ尾根上にサクラが見えた。上記「大子町文化遺産」に載るマップの位置ともほぼ一致する。中継塔近くの路肩に車を駐め、サクラに向かった。
 ところが、見えた花は目指すサクラのものではなかった。本物の「箕輪のヤマザクラ」は大事な一の枝が折れ、頂部もかなり傷んでいる。一瞬、もう死んでしまったかと思ったほど。
 でも、よく見ると、まだ枯れてはいない。花も少しつけている。気を取り直して撮影していたら、この土地の方らしい年配の男性が尾根道を下りて来られた。(もしかしてこのサクラの所有者だったのかも知れない)
 道路から見えた木は、このヤマザクラの子だという。開花時期がずれているのは樹齢による元気度の違いなのだろうか。立つ位置が近いため、2本は親子だと考えられているようだ。
 最近急に樹勢が衰えてきたそうで、「そろそろ寿命だな」などと言っておられた。
 案内板によると、現在の所有者の曾祖父(1919年没)から聞いた話で、明治末期頃、樹齢が500年を超えたときに「誉れ桜」の名をもらったという。
 せっかく良い名前を貰ったのだから、少しでも長く花を咲かせ続けて欲しいと祈る。
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