ページタイトル:箕輪古田神社のモミ 当サイトのシンボルマーク

画像:箕輪古田神社のモミ(幹と並ぶ) 名称 箕輪古田神社のモミ
    (みのわふるたじんじゃのもみ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 モミ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪(上古田)
 〃 3次メッシュコード 5337−77−05
 〃 緯度・経度 北緯35度55分17.8秒
           東経137度56分17.0秒
箕輪町指定天然記念物(1999年11月24日指定)
撮影年月日 2023年12月14日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)高地側地表面(私が立っている場所)から1.3m上方で幹囲を計測。実測値は558cm。なお、環境省データは475cmとしているが、これは根幹境界点から1.3m上方で測ったのではないだろうか。環境省の巨樹測定要項には、根上がりの巨木の場合はそのように測るよう指示がある。しかし、このモミの場合、低地側で土壌流出があったにせよ、最初に根を下ろした地点の地表面の高さは変わっていないように思われる。そのため、根幹境界部でなく地表面を基準とした方が実態に即すると考えた





 JR伊那松島(いなまつしま)駅の西方、並行する深沢川(ふかさわがわ)と帯無川(おびなしがわ)の谷を隔てる尾根が平地に出るところに上古田(かみふるた)の集落がある。
 逆に、天竜川の方から見ると、山の方に向かってほぼ一定の勾配で標高が増える複合扇状地の頂部に出来た集落ということになろうか。
 集落の山側に箕輪古田神社が鎮座する。(地理院地図に神社マークあり)
 箕輪町公式ウェブサイトの「箕輪町の文化財」デジタル・アーカイブによると、箕輪古田神社の祭神は国常立命(くにとこたちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、白山姫命(しらやまひめのみこと)の3柱。安永4年(1775)の創建。昭和26年(1951)に火災で本殿を焼失したため、現本殿は、三日町の蚕玉(こだま)様のお宮を譲り受けて移築したものだそうである。
 社殿に向かって左側、少し高いところにモミが立つ。
 ご覧のとおり、モミ独特の根の肥厚が素晴らしい景色を生み出している。
 樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなりそうだ。
 長野県におけるモミ名木の一本と称してもよいのではなかろうか。
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