ページタイトル:峰たたえのイヌザクラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:峰たたえのイヌザクラ(幹と並ぶ) 名称 峰たたえのイヌザクラ
    (みねたたえのいぬざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イヌザクラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 4.0m+2.0m(注2)
推定樹齢 200年余(注2)
所在地の地名 長野県茅野市宮川
 〃 3次メッシュコード 5338−71−80
 〃 緯度・経度 北緯35度59分33.9秒
           東経138度07分55.6秒
茅野市指定天然記念物(1988年7月29日指定)
撮影年月日 2016年5月23日

注1)1999年1月に茅野市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 諏訪大社上社前宮の北西に、茅野市営前宮公園がある。広いグラウンドが主体の公園で、ゆったりできるところと言えば、グラウンドを見おろす四阿(あずまや)があるくらいだが、近くに駐車場があるのがありがたい。(前宮公園へのルートが分かり難いので注意)
 公園入口のトイレ横から、ウッドチップを敷いた歩道が延びている。これを進み、四阿の先で右に曲がると、少し先にイヌザクラの姿が見える。
 前宮公園のグラウンドを野球場として使う場合、レフトの守備位置となるあたりに、もとは直径20mほどの古い墳墓があって、狐塚と呼ばれていたらしい(案内板より)。ウッドチップの道は、その狐塚と前宮を結ぶ「鎌倉道(かまくらみち)」と重なる。
 ところで、樹名の「峰たたえ」だが、このイヌザクラは「諏訪上社物忌令之事」に記載される七木の一つ、「峯タタイノ木」にあたることから名付けられたらしい(案内板より)。(「たたえ」は「湛」と書くようだ。湛の木とは神が降臨する際の依代(よりしろ)となる木の意味?)
 このイヌザクラが中世にはもう既に大木であったとも思えないが、何代目かの子孫ということなのだろうか。
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