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名称 峯長瀬の大ケヤキ (みねながせのおおけやき) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 ケヤキ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 10.0m(注2) 推定樹齢 900年(注3) 所在地の地名 徳島県名西郡神山町阿野字峯長瀬 〃 3次メッシュコード 5134−03−20 〃 緯度・経度 北緯34度01分29.0秒 東経134度22分50.3秒 徳島県指定天然記念物(1976年8月6日指定) 撮影年月日 2010年7月29日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による 注3)徳島県公式WEBサイト中のページ「阿波のごっつい木」による 鮎喰川(あくいがわ)に架かる阿野橋西詰近くから西の山腹に登る細い道が、大ケヤキへの道である。 道はとても細く、もちろんすれ違いなどできない。対向車と出くわした場合には、どちらかがすれ違い可能地点までバックしなければならない(このような道では、広くなった場所を記憶しながら、そしてその記憶を逐次更新しながら、車を進めなければならない)。バックする距離がずいぶん長くなるときもある。対向車に出会うことは滅多にないが、しかし皆無ではない。細い道をバックするのが苦手な方は、酷なようだが、自ら運転して訪ねるのを遠慮された方がよいと思う。 雨降りの訪問となったこの日は、一面に霧がかかっていた。周囲の展望がないなか、はたしてこの道でいいのか、不安な気持ちを抱えつつ、ゆっくり登って行くと、やがて霧の向こうから、ケヤキの巨体がフェードインしてきた。 徳島県の資料では、「所有者または管理者」の項に「若宮神社」とあるので、個人の所有物ではなさそうだが、そこに至るには私有地を通らなければならないかも知れない。右上図に見えるお宅から、通行と撮影についての快諾を得て、ケヤキの傍に立った。 堂々たる体格で、樹勢も良い。訪問時現在、四国に生育するケヤキたちの首領である。 幹で黒く見えるところは、葉が集めた雨の通り道。降った雨を、こうやって根元に集めている。 この日は、このあとひどい豪雨となり、とても撮影どころでなくなった。そのため、日程を切り上げて、早々と宿に入ってしまった。 それが、ちょうど私がケヤキを訪ねている間、雨があがってくれた。ケヤキが私を歓迎してくれたような気がして嬉しかった。 |
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