|
2002年の雪で折れた大枝 |
|
名称 嶺方のクリ (みねかたのくり)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クリ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県北安曇郡白馬村北城(ほくじょう)
〃 3次メッシュコード 5537−07−00
〃 緯度・経度 北緯36度40分10.4秒
東経137度52分47.0秒
白馬村指定天然記念物(「嶺方のクリとイチイ」として1980年2月1日指定)
撮影年月日 2002年6月15日(左の画像)
2016年9月30日(少し大きめの画像)
注1)設置者名・設置年月とも不詳。(多分、白馬村教育委員会が設置)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
「白馬みねかたスキー場」の近く、道路脇の耕地の斜面に立っている。個人の所有物である。
所有者の奥様がちょうど畑仕事をしておられたので、見学の許しを得た。
「こんなに太いクリは見たことがない」というと、今年の「事件」についてお話ししてくださった。
嫁いでこの方40年、大枝が折れたことは一度もなかったが、今年の雪で、東側に伸びた大枝が折れてしまった。おかげで作業場の屋根は壊れるし、大変だった。木が弱ってきたのかねえ、と心配しておられた。
クリと言えば、鉄道線路の枕木に使われたくらいだから、材質は堅くて、成長も遅いのかと思っていたが、そうでもないらしい。このクリは並び立っていたイチイの木を抱き込んでしまった。クリの巨木としてはあまり類を見ない太さであることももちろんだが、イチイを抱いた姿が珍しいと、2本セットで天然記念物に指定された。
嶺方は地名。しかし、現在では峰方の文字を使用しているので注意。 |
|