|
|
|
名称 南花沢のハナノキ (みなみはなざわのはなのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ハナノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 滋賀県東近江市南花沢町(注3)
〃 3次メッシュコード 5236−52−40
〃 緯度・経度 北緯35度07分29.0秒
東経136度15分28.6秒
国指定天然記念物(1921年3月3日指定)
撮影年月日 2009年5月24日
注1)湖東町が設置(設置年月不詳)。その後、「湖東町」の文字の上に「東近江市」と上書きされた
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2005年2月11日、近隣の1市4町が合併して東近江市誕生。旧行政区は愛知郡湖東町
南花沢のかつての村落名は「花ノ木村」。ハナノキと深い関係を持つ集落である。
当地に伝わる伝承では、今から1300年前、百済寺を建立した聖徳太子が、持参の箸を北花沢・南花沢に1本ずつ挿して、「仏法が繁栄する限り、この木も成長する」と言い置いた。それがこのハナノキだとされている。
そうであれば、粗末にするわけにはいかない。人々はハナノキを大切に扱い、今日の大木になった。(伝承と実際の樹齢との差異については、とやかく言うまい)
ハナノキへの愛情は今も同様。国道307号の横には訪問者のために駐車スペースを設け、ハナノキの小枝を手に持つ聖徳太子のブロンズ像も設置した。
環境省データベースによれば、日本一のハナノキ巨樹である。
八幡神社の境内に立っている。
※ 2010年8月4日、ハナノキとしては日本一の幹囲を誇った主幹が自然倒壊。現在は側枝のみの姿となってしまった。倒壊した主幹は、境内に展示保存されている。
以上、愛知県在住のMさんが精細な写真を添えて教えて下さったことである。感謝。(2016.1.12追記) |
|