ページタイトル:神子畑のサルスベリ ロゴ:人里の巨木たち

画像:神子畑のサルスベリ

画像:神子畑鉱山鉄道関連
名称 神子畑のサルスベリ (みこばたのさるすべり)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 サルスベリ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 2.6m(注2)
推定樹齢 150年(注2)
所在地の地名 兵庫県朝来市佐囊(神子畑)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234-65-87
 〃 緯度・経度 北緯35度14分40.6秒
           東経134度43分04.8秒
朝来市指定天然記念物
撮影年月日 2015年4月23日

注1)兵庫県が設置した郷土記念物案内板(設置年月不詳)
注2)但馬ふるさとづくり協会発行「但馬の巨木百選」による
注3)2005年4月1日、朝来郡内の4町が合併して朝来市誕生。旧行政区は朝来郡朝来町





 播但連絡道路朝来(あさご)インター付近から、国道429号で神子畑川(みこばたがわ)の谷を遡って行くと、やがて右手に、神子畑選鉱所跡が現れる。
 ここは、かつての三菱金属(現在の三菱マテリアル)、のち子会社として分離・独立した明延鉱業(あけのべこうぎょう)の選鉱所跡である。
 昭和62年(1987)、明延鉱山の閉山に伴い、東洋一の生産高を誇ったという神子畑選鉱所もその使命を終えた。シックナー(巨大な円形沈殿槽)や、インクライン(鉱石を運搬したケーブルカー)、初めは外国人技師の宿舎として作られたというモダンな事務所や「一円電車」などが遺構として残されている。
 今も私有地であるから、大半の場所へは立入禁止。国道沿いの一部だけが自由に見学可能。
 標記のサルスベリは、兵庫県指定文化財「旧神子畑鉱山事務舎(元生野鉱山外人宿舎)」(「近代化産業遺産」でもある)の手前に立っている。もちろん、旧事務舎もサルスベリも見学可。(旧事務舎については開館時のみ可。見学する場合は開館日・時間の事前確認を)
 3幹のサルスベリだが、根元では一体化している。
 サルスベリは、庭園樹として各地でしばしば目にする。しかし、これほど太くなることは滅多にない。
 全国的に見ても、かなり上位に入る大きさなのではないだろうか。
ボタン:兵庫県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る