ページタイトル:熊野神社の二本杉 当サイトのシンボル

画像:熊野神社の二本杉(幹と並ぶ)


画像:熊野神社の二本杉
名称 熊野神社の二本杉
    (くまのじんじゃのにほんすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 45m/45m(注1)
目通り幹囲 7.8m/5.8m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 香川県木田郡三木町奥山
 〃 3次メッシュコード 5134−21−21
 〃 緯度・経度 北緯34度11分24.5秒
           東経134度08分31.0秒(注3)
香川県指定天然記念物(1956年5月12日指定)
撮影年月日 2013年3月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。いずれも前者が向かって右の個体データ
注2)「二本杉碑」(設置者名・設置年月とも不詳)による
注3)これは向かって右のスギの位置





 地図上で香東川を河口から遡ると、中流域からは国道193号と並んで徳島県境に向かう。国道はそのまま徳島県に入るが、香東川は県境の手前で左に別れ、高仙山(こうぜんさん、627m)の方に向かう。二本杉がある熊野神社は高仙山の南西麓。香東川最上流部に近い。
 少し前まで、熊野神社の近くには神山小・中学校があったのだが、平成18年(2006)3月を最後に、廃校になってしまった。ただ、建物はまだ残っていて、よく目立つので、二本杉を訪ねるには、そこを目印にされるとよいだろう。旧校舎近くから、二本杉がよく見える。
 二本杉は、熊野神社参道の両脇に立つ。背丈は拮抗しているけれども、太さにはやや差がある。このようなケースでは、夫婦杉(めおとすぎ)と呼ばれることが多いのだが、ここでは違うようだ。「二本杉記」と刻まれた碑によれば、兄弟杉とか双杉とか呼ばれているらしい。
 同碑には、由来についても記されていた。今からおよそ800年前、筒井氏の祖先が植えたとの伝承があるらしい。ただし、このスギ以前にもここに二本杉があり、現存するのは2代目だとも記されている。
 一方、「香川の巨木」では、貞治5年(1366)、熊野神社が創建された際に、当地の名家筒井氏が献木したものだとする伝承を紹介している。
 初代なのか2代目なのか。伝承樹齢は果たしていくらなのか。伝承にはいくつかバリエーションがあるようだ。
 細い方が元気を失ってきたのが気になる。
 
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