ページタイトル:熊野神社のクスノキ サイトのシンボル

画像:熊野神社のクスノキ(幹と並ぶ)
 ↑本殿裏の大クスノキ



画像:熊野神社のクスノキ(参道途中の個体)

 ↑↓参道のクスノキ

画像:熊野神社参道
名称 熊野神社のクスノキ
    (くまのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 9.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県伊豆の国市三福(みふく)(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5238−47−06
 
〃 緯度・経度 北緯35度00分19.9秒
           東経138度56分54.3秒(注3)
大仁町指定天然記念物(「熊野神社の杜(森)」として社叢全体を指定)
撮影年月日 2009年2月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2005年4月1日、田方郡内3町が合併して伊豆の国市誕生。旧行政区は田方郡大仁町
注3)これは本殿裏のクスノキの位置





 狩野川支流の深沢川左岸、旭化成工場の南に、熊野神社が鎮座している。
 嘉吉3年(1443)銘の棟札(写し)が現存するという。室町時代には既に存在していた神社である。
 もっとも、このあたりは、もっとはるか昔から開けていたらしい。
 神社、および道を挟んで隣接する三福公民館(上写真は、公民館横の道路から撮影)を含む一帯約1万6千平方メートルに、仲道A遺跡(三福遺跡)が広がっている。そこからは、旧石器時代の石器に始まって、縄文時代、平安時代の住居跡などが発見されたという。1万年以上を遡る昔から、ここには集落があったようだ。
 いかに長寿とはいえ、その時間の長さから見れば、クスノキは新参者だ。さらに私はと言えば…。悠久の時の流れのなかでは、ヒトの一生など、ほとんど点にしか過ぎないことを思い知らされる。
 さて、クスノキであるが、旧環境庁資料には、9.5m、8.8m、8.6m、7.5mなどの幹囲が列挙されている。樹木の本数は少ないが、巨木が目白押しである。
 なかで、No.1は本殿裏の1本であろう。データではそんなに差がないようだが、貫禄が一枚上手だ。
 しかし、参道途中のクスノキもなかなかのもの。参道の舗装を侵食しつつ、今も成長途上にあると思われる。
 
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