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名称 道神社のシイの木 (みちじんじゃのしいのき) 名称の典拠 「とやま巨木探訪」(注1) 樹種 スダジイ 樹高 18m(注2) 目通り幹囲 6.6m/5.7m(注2) 推定樹齢 700年(注2) 所在地の地名 富山県射水市作道(つくりみち)(注3) 〃 3次メッシュコード 5537−00−97 〃 緯度・経度 北緯36度45分10.7秒 東経137度05分39.3秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2021年12月11日 注2)上記「とやま巨木探訪」による 注3)2005年11月1日、1市3町1村が合併して射水市誕生。旧行政区は新湊市 国道8号と同472号が立体交差する地点にある道の駅「カモンパーク新湊」から東を見ると、水田を隔てて500mほど先に集落が見える。それが作道の集落だ。 道神社は集落北部。延喜式神名帳に載る道神社の論社の一つで、旧県社。「玄松子の記憶」によると、『祭神・彦屋主田心命は、大彦命の孫で、道君の祖神。道君は加賀南部の大豪族であり、当地もその影響下にあったものと思われる』とのこと。 境内にスダジイ巨木が2本ある。いずれも株立ちだが、ボリューム感がある。 案内板によれば、当地方を開拓した道公知茂里(みちのきみちもり)が植えたと社伝にあるそうで、シイの木は近郷村のよい目印とされ、古来より定置網の方位を決めるのにも使われたそうだが、現在、最も近い海岸からは2km以上離れている。 いずれの幹にも注連縄。2本は神木とされているようだ。 シイの木があたりまえのように野山に見られる暖かい地方と異なり、富山県はシイの木がそろそろ珍しくなるあたりである。温暖な地域の人たちとはシイの木に対する気持ちも異なるのかも知れない。 (新潟県に住む私は、「お山の杉の子」の歌詞に初めて接した子供の頃、「椎の木林」がどのようなものか、全く想像できなかった) |
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