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名称 貴舩神社のケヤキ (きぶねじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県白山市若宮2丁目(注2)
〃 3次メッシュコード 5436−64−25
〃 緯度・経度 北緯36度31分13.1秒
東経136度34分18.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年9月21日
注1)石川県巨樹の会「石川の巨樹・巨木林」(2007年調査)による
注2)2005年2月1日に1市2町5村が合併して白山市誕生。旧行政区は松任市(まっとうし)
JR北陸本線松任(まっとう)駅の南東約850m、貴舩神社は市街地の神社だ。(駐車場がないので注意)
石川県神社庁の神社紹介ウェブページによると康平6年(1063)、源頼義(みなもとのよりよし)が若宮八幡宮を建立した際に、その摂社として鎮斎したのが始まりという。(若宮八幡宮は広い境内を持つ神社で、貴舩神社の東方200mほどに鎮座する)
祭神は弥都波能売神(みずはのめのかみ)と闇游加美神(くらおかみのかみ)の2柱。いずれも降雨や水に関わる神である。水稲栽培には水が欠かせないため、五穀豊穣に結びつく面もある。今は市街地となったこの辺りにも、昔は水田が広がっていたのかも知れない。
境内に大ケヤキが1本。
主幹を途中で失い、幹の各所には大きな瘤。美しい姿とは言い難いが、長い時間を生き抜いてきた老巨木の面構えと思えば、醜いとは思わない。むしろ、一種の威厳さえ感じられる。
市中にあって、境内も決して広くないのだが、氏子さんはじめ、周囲の方々から大切にされてきたのだろう。
立派な玉垣や注連縄からもそれが想像できるように思われる。 |
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