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2009年10月7日、台風18号で倒壊したスギ |
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名称 松名瀬神社のクスノキ
(まつなせじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県松阪市松名瀬町(中村)
〃 3次メッシュコード 5136−74−06
〃 緯度・経度 北緯34度35分28.1秒
東経136度35分02.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年10月10日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
河口近くで、櫛田川は東西二つの流れに分かれる。それら二つの川に挟まれた中州に、中村集落がある。
松名瀬神社のクスノキは、東側の流れの左岸堤防のすぐ下。(上図左側が堤防) かつて洪水が堤防を越えたことがあったのだろうか、根元は土に埋まっているように見える。
まだ若々しいクスノキで、樹勢も良さそうだ。
図に横枝の切断痕が見えるが、腐朽ゆえではないように思われる。大枝が切られたのは、堤防道路の交通安全上の問題が絡んでのことだったのだろう。
訪問の直前、三重県を台風18号が襲った。松名瀬神社のスギもばっさり折れてしまった。そして先端部が本殿屋根を直撃。訪ねたのは襲来の3日後だったが、スギはまだそのままになっていた。
お伊勢さんが20年毎に遷宮するのはよく知られているが、伊勢市の近くでは、お伊勢さん以外の神社も遷宮することは、あまり知られていないのではなかろうか。
松名瀬神社も、この春に遷宮を終えたばかりだった。拝殿も本殿も、まだ白木の香りが残るほど新しい。
被害が軽微で済むことを祈りつつ、神社を後にした。 |
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