名称　又五郎ナシ　（またごろうなし） 名称の典拠　現地の案内板（注1） 樹種　ヤマナシ 樹高　１６ｍ（注2） 目通り幹囲　３．７ｍ（注2） 推定樹齢　３００年（注3） 所在地の地名　岩手県遠野市松崎町駒木 　〃　３次メッシュコード　５９４１−０４−４５ 　〃　緯度・経度　北緯３９度２２分３２秒 　　　　　　　　　　　東経１４１度３３分３６秒 遠野市指定天然記念物（１９８３年５月１日指定） 撮影年月日　２０１３年８月２８日 注1）遠野市教育委員会が設置（設置年月不詳）。天然記念物指定名称もこれに同じ 注2）環境庁「日本の巨樹･巨木林 北海道･東北版」による 注3）上記案内板による 　早池峰バスの「下駒木」バス停から「駒木」バス停に至る道路沿いのお宅の裏手に、遠野市天然記念物「又五郎ナシ」がある。 　家人の許可を得て、ナシの木の下に立った。（とても親切に対応して下さったことに感謝） 　案内板によると、ご先祖は山伏だったらしく、回国修行を終えて帰宅する際、南方からこのヤマナシを持ち帰ったもののようだ。岩手県に自生するヤマナシ（イワテヤマナシ）とは別種だそうである。 　又五郎というのは、その人物の名前らしい。ただ、遙か昔のことなので、詳細についてはわかっていないようだ。 　訪問時、ヤマナシは小さな実をつけていた。熟してもたいして大きくはならないらしい。 　案内板には、「二十世紀」や「長十郎」（いずれも食用の和梨の品種名）の原種と書かれていた。ただし食味についてのご主人のお話では、それらとはまったく異なる味がするそうである。