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名称 円山のカツラ (まるやまのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 12.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 北海道札幌市中央区円山
〃 3次メッシュコード 6441−42−65
〃 緯度・経度 北緯43度03分09.3秒
東経141度18分37.1秒
国指定天然記念物(1921年3月3日、「円山原始林」として円山の大部分を一括指定)
撮影年月日 2019年6月4日
注1)環境省巨樹データベース(2007年調査)による
JR札幌駅から南西3.7kmほどのところに円山(まるやま)という小さな山がある。
山そのものよりも、円山公園や円山動物園の方がよく知られているが、円山は標高225mの独立峰で、その大部分が天然林に覆われ、「円山原始林」の名称で国指定天然記念物となっている。
「原始林」を構成する樹種のうち、巨木ではカツラが圧倒的に多い。特に円山北麓に巨木が多いように思われる。
左図のカツラは、八十八ヶ所入口に当たる大師堂から、一見して用水のように見える円山川沿いに遊歩道を遡ったところ。根から幹にかけての力強い姿が印象的。
このカツラを最大の個体に比定してみたのだが、環境省データでは、幹囲12.0m、11.5m、9.5m、8.4mと続き、みな複数幹の集合体であることから、どの個体のデータがどれなのか判然としない。もしかしたら、写真の個体はデータの個体と違っているのかも知れない。
なお、環境省データでは所在地を宮ヶ丘として、北海道神宮の所有としているが、マピオン地図の境界線が厳密に正しいならば、宮ヶ丘でなく円山となる。
また、上では「円山原生林」に含まれると考えたが、もしも所在地が宮ヶ丘で正しければ、このカツラは含まれていないのかも知れない。
天然記念物指定区域と住所、いずれについても境界付近に立つカツラであるため、曖昧な報告になってしまってで申し訳ない。 |
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