ページタイトル:萬福寺のムクノキ 当サイトのシンボル

画像:萬福寺のムクノキ(幹と並ぶ)

画像:萬福寺のムクノキ
名称 萬福寺のムクノキ (まんぷくじのむくのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ムクノキ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 山梨県甲州市勝沼町等々力(とどろき)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5338−35−97
 〃 緯度・経度 北緯35度40分07.3秒
           東経138度42分44.3秒
山梨県指定天然記念物(1964年6月25日指定)
撮影年月日 2011年1月10日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)山梨県林業研究会編「山梨の巨樹・名木100選」による
注3)2005年11月1日、1市1町1村が合併して甲州市誕生。旧行政区は東山梨郡勝沼町





 甲斐百八霊場第16番等々力山萬福寺(浄土真宗本願寺派)境内に立つムクノキ。
 旧甲州街道(現在は国道411号)から北北東にまっすぐ延びる参道を進んで萬福寺に達すると、真新しい四脚門の先に、ムクノキの雄姿が見える。
 幹の太さそのものはそれほどでないのだが、地際の力強さがすばらしい。大きく踏ん張った姿といい、彫りの深い凹凸といい、惚れ惚れとする自然の造形だ。データ以上の迫力を感じる。
 ところで、萬福寺だが、テレビ山梨刊「甲斐百八霊場」によれば、創建は奈良時代まで遡るらしい。かつては法相・天台・真言3宗兼学の道場だったが、鎌倉時代の寛元2年(1244)、親鸞が萬福寺に寄寓した際、当時の住職源誓坊光寂が帰依して浄土真宗に改めたと伝えているようだ。
 境内には、聖徳太子が騎乗した黒駒の蹄(ひづめ)跡と伝える「馬蹄石」や、親鸞が地に挿した箸が根づいたというスギの切株などもある。
 この杉箸の話は近隣で有名らしく、門前の石柱には「杉之御坊」と刻まれていた。
 
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