ページタイトル:前沢正八幡神社のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:前沢正八幡神社のケヤキA(幹と並ぶ)
 ↑ 鳥居近くのケヤキ(5.8m)
 ↓ 天然記念物のケヤキ(5.3m)
画像:前沢正八幡神社のケヤキB(天然記念物)
  名称 前沢正八幡神社のケヤキ
    (まえざわしょうはちまんじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 18m/25m(注2)
目通り幹囲 5.8m/5.3m(注3)
推定樹齢 不明/250年(注4)
所在地の地名 山梨県北杜市白州町白須(しらす)(注5)
 〃 3次メッシュコード 5338−52−75
 〃 緯度・経度 北緯35度49分05.4秒
           東経138度19分02.2秒(注6)
北杜市指定天然記念物(下図の個体のみ)(1973年12月1日指定)
撮影年月日 2017年8月28日

注1)北杜市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。なお、データはいずれも前者が上図、後者が下図の個体のもの
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注4)上記案内板による
注5)2004年11月1日、北巨摩郡内の7町村が合併して北杜市誕生。旧行政区は北巨摩郡白州町
注6)これは、左上図の個体の位置





 国道20号の道の駅「はくしゅう」から、北西に向かって1.5kmほど進んだところが前沢である。
 正八幡神社は、「前沢」信号の西方約200m。
 上記とは別の案内板(設置者名・設置年月とも不明)によると、前沢の正八幡神社は長元3年(1030)創立と伝える古社で、後三年の役を終えた新羅三郎義光(しんらさぶろうよしみつ、1045〜1127。=源義光。甲斐源氏の祖)が当社に武運長久を祈願し、その記念にケヤキを植えたと伝えられているらしい。
 伝承が正しいとすればケヤキの樹齢は千年近くになるはずだが、サバの読み過ぎの感はぬぐえない。樹齢千年は、事実かどうかではなく、ケヤキに対する畏敬の強さと受け取るべきであろう。(伝承とはしばしばそういうものである)
 境内に大ケヤキが2本。環境省データでは幹囲を500cmと440cmとしているが、これは1973年当時の大きさである可能性が大きい。実際に測ってみたら、584cmと534cmになっていた。今も着実に生長を続けているようだ。
 不思議なことに、そのうち細い方の1本だけが天然記念物指定を受けている。(太い方は、上部が大きく損傷を受けている故に除外されたのだろうか?) 
 
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