ページタイトル:町屋のタブノキ 当サイトのシンボル

画像:町屋のタブノキ

画像:町屋のタブノキ(全景)
名称 町屋のタブノキ (まちやのたぶのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 タブノキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5.8m(注2)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 福井県福井市町屋3丁目
 〃 3次メッシュコード 5436−01−98
 〃 緯度・経度 北緯36度04分44秒
           東経136度13分41秒
福井市指定天然記念物(1970年11月3日指定)
撮影年月日 2012年8月25日

注1)福井市が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 松本小学校の東100mほど、住宅街の一角に立つタブノキ。もちろん私有物である。
 上記とは別の、黒御影石製の案内板によると、ここには、かつて吉田郡25ヶ村の大庄屋を務めた吉田庄左衛門氏の御屋敷があった。享和2年(1802)の古文書にその名が見えると言うから、古くから続く名家であったようだ。今は、どこかに引越されたのか、タブノキの他には何も無い。
 タブノキの由来については何も説明がないので、勝手に想像すると、広大な屋敷の一角に種が運ばれて芽生えたものか、それとも、お庭を飾るその他大勢の樹木のうちの1本であったか。いずれにしろ、大して重きを置かれてはいなかったように思われる。何故なら、この木は、明治の初めに、一度バッサリ伐られたと伝えられているからである。
 現在の樹形は、その後、切株から吹き出た芽が生長して形作ったものだという。
 枝の数ヶ所に連理が見られる。もともと同じ遺伝子なれば、同化するのも容易なのだろうか。
 ドーム状の樹冠は緑が濃い。樹勢も良さそうに思われる。

※写真の数ヶ月後、2012年11月19日に伐採されたらしい。残念なことである。(2016.7.19追記)
 
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