名称　町井のサイカチ　（まちいのさいかち） 名称の典拠　現地の標柱（注1） 樹種　サイカチ 樹高　１５ｍ（注2） 目通り幹囲　６．４ｍ（注2） 推定樹齢　３００年以上（注2） 所在地の地名　岩手県花巻市東和町町井（注3） 　〃　３次メッシュコード　５９４１−０１−４９ 　〃　緯度・経度　北緯３９度２２分２３．１秒 　　　　　　　　　　　東経１４１度１４分１０．３秒 東和町指定天然記念物（１９７６年９月２７日指定） 撮影年月日　２００８年８月７日 注1）東和町教育委員会が設置（設置年月不詳） 注2）環境庁「日本の巨樹・巨木林　北海道・東北版」による 注3）２００６年１月１日、花巻市に合併。旧行政区は和賀郡東和町 　猿ヶ石川左岸（南岸）、町井地区を貫く道路のすぐ脇に立っている。 　たくさんの葉をつけており、樹勢は良さそうなのだが、内部は空洞になっていて、表面に近い部分だけで全体を支えている。空洞には焦げ痕も見られる。もう背はすっかり低くなってしまった。 　近くのバス停の屋根上に大きなカブトムシの模型が乗せられている。beetle（カブトムシ）の愛称で知られたフォルクスワーゲンの車体を改造して作った巨大なカブトムシだ。小屋の横には「町井サイカチとカブト虫の里」と大書されている。 　町井地区はカブトムシの養殖事業に力を入れており、昨年（2007）は約３万３千匹を養殖したそうだ。観光施設「カブト虫ふれあい童夢（ドーム）」もある。 　カブトムシ目当てに訪れた人のうち、何人がこのサイカチに目をとめてくれるだろうか。