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名称 宮泉寺のヒサカキ (くうせんじのひさかき)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 ヒサカキ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 1.6m(注2) 今はもっと細い
推定樹齢 不明(注2)
所在地の地名 山形県鶴岡市矢引(やびき)甲
〃 3次メッシュコード 5838−05−47
〃 緯度・経度 北緯38度42分19.7秒
東経139度42分34.9秒
鶴岡市指定天然記念物(1985年10月1日指定)
撮影年月日 2024年8月19日
注1)宮泉寺の読み方は鶴岡市教委の文化財担当者から教えていただいた
注2)平成31年度郷土の名木・古木等保全事業 採択樹木一覧表による
JR羽越本線の羽前水沢駅と三瀬(さんぜ)駅の間、矢引トンネル東口から東に600mほどの山裾に、真言宗智山派鍋倉山宮泉寺がある。
本堂前で手を合わせた後、「ヒサカキはどこかな?」と見回してみたら、左手奥に案内表示が見えた。
そこからコンクリートの小道を約300m。
この小道は墓地を結ぶ道でもある。宮泉寺の境内に平地は少なく、この道沿いのところどころに墓地が散在しているのだ。終点がヒサカキである。
かつてそこに、安土桃山時代に建立されたと推測される御影堂(奥の院)があり、弘法大師坐像と興教大師坐像が安置されていたらしい。ヒサカキは御影堂建立記念に植えられたと伝えられているようだ。(老朽化した御影堂は昭和9年(1934)に解体された)
もとは双幹のヒサカキだったが、斜めに伸びていた幹は倒れて横たわっている。残された立派な支柱が空しさを倍加する。
平成31年度(2019年度)に行われた保全事業も、ヒサカキの衰えを阻止するまでには至らなかったようで、残念である。 |
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