ページタイトル:久之助のイチイ 当サイトのシンボルマーク

画像:久之助のイチイ 名称 久之助のイチイ (きゅうのすけのいちい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 4.4m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 青森県上北郡六戸町犬落瀬(いぬおとせ)字岡沼
 〃 3次メッシュコード 6041−72−93
 〃 緯度・経度 北緯40度40分01.0秒
           東経141度17分16.3秒
六戸町指定天然記念物(1992年11月30日指定)
撮影年月日 2022年7月25日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。ただし天然記念物指定名称は「久乃助のイチイ」で、「の」の文字が異なる
注2)「青森県 里山の巨樹・古木マップ(天然記念物編)」による





 上北自動車道上北(かみきた)インターチェンジの南方約2.6km。県道22号(三沢七戸線)と県道211号(折茂上北町停車場線)が交わるところが岡沼である。
 左図のイチイが立つのは、その交差点近くの旧家のお庭。来意を告げて見学の許可をお願いしたところ、快諾して下さって、ご主人が案内して下さった。(感謝)
 ご主人は高齢で、腰が曲がり耳も遠い。なかなかお庭の手入れもままならないのだろう。イチイの周囲はちょっと荒れ気味。でも、とても気さくでお元気な方で、前に立って薮払いをして下さった。
 案内板も薮の中。枝や草を押しのけてなんとか読んでみると、このあたりではイチイをオンコと呼ぶこと、中世頃から防火・防風樹として民家の周囲に植えられたこと、樹名の久之助は天保3年(1832)に生まれたこの家の先祖の名前であること等が書かれていたが、肝腎のイチイと久之助さんとの関係についての記述がない。
 それでご主人にお尋ねしてみたのだが、お年の割に早口で(失礼)、声は大きいのだが、方言やイントネーションの違いから、内容がさっぱり理解できなかった。(あまり何度も聞き返すのは失礼と思ったので…) ただ久之助の読み方はわかった。「きゅうのすけ」と読むのだそうである。
 イチイには手前側に大きな傷があるようで、内部に水が入らぬよう保護してあった。
 「向こうから見た方が良い姿だ」と助言して下さったので、左図はそちらから見たイチイの姿である。
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