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名称 京極開拓記念樹 (きょうごくかいたくきねんじゅ) 名称の典拠 「日本の巨樹・巨木」 樹種 ハルニレ 樹高 21m(注1) 目通り幹囲 6.5m(注1) 推定樹齢 330年(注1) 所在地の地名 北海道虻田郡京極町三崎 〃 3次メッシュコード 6440−27−30 〃 緯度・経度 北緯42度51分41.3秒 東経140度52分47.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年6月4日 京極町中心部、町役場の北西500mほどのところに立つハルニレ。道道478号(京極倶知安線)の道の駅「名水の郷きょうごく」からは東に約800m。このハルニレもその道道沿いに立つのだが、北に50mほど引っ込んでいるので、覗き込まないと見えない。(脇見運転注意) 京極町の名は旧丸亀藩主京極家の名から。 京極町公式ウェブサイトの「町名の由来」から引用すると、行政区としての成立は、明治43年(1910)4月5日、胆振国虻田郡倶知安村から分離し、北海道2級村東倶知安村として独立したことに始まる。その後、大正12年(1923)に1級村政に昇格し、昭和13年(1938)、村の開基者京極高徳(たかのり)子爵所有の京極農場が開放されたのを記念して、同15年(1940)京極村と改称された。京極町となったのは同37年(1962)5月1日。 開拓の頃は、ハルニレが立つあたりに京極農場の事務所があったらしい。ほかにも巨木が多くあったようだが、台風で倒れたりして、どんどん数が減ってしまった。昭和51年(1976)、京極農場が開かれてから80年になるのを機に、残った巨木を町が開拓記念樹に指定したということである。(「2018 北海道の巨樹・名木150選」による) むかし、森と原野で覆われていた北海道も開発が進み、平成29(2017)年度の森林率は71%。全国平均の67%とそう変わらない。(林野庁調べ) 今はもう、かつての原野を知る道民も数少なくなったことだろう。 周辺の稚樹や丈の高い草は、ハルニレの鑑賞に邪魔なような気もするが、開発前の環境を思い起こすためには、これも良いのかも知れない。 |
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