ページタイトル:九頭神社のクロガネモチ 当サイトのシンボル

画像:九頭神社のクロガネモチ 名称 九頭神社のクロガネモチ
    (くずじんじゃのくろがねもち)
名称の典拠 なし
樹種 クロガネモチ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 4.4m(注2)
推定樹齢 250年(注3)
所在地の地名 和歌山県紀の川市麻生津中(おうづなか)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5135−33−15
 〃 緯度・経度 北緯34度15分50.3秒
           東経135度26分37.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測
注3)現地の樹名板より
注4)2005年11月7日、那賀郡内5町が合併して紀の川市誕生。旧行政区は那賀郡那賀町





 紀の川(きのかわ。奈良県では吉野川と呼ばれる)左岸、飯盛山(いいもりさん、746m)の山裾、家々より少し高いところに九頭神社が鎮座する。紀の川市には九頭神社がもう一社あるので、それと区別するため、こちらは麻生津九頭神社と呼ばれることもある。
 訪ねた時、多くの人が境内の清掃をしておられた。7月30日に夏祭があり、その準備だという。メンバーは地区の老人会の方々で、とても朗らかで楽しそうだった。新型コロナ・ウィルス蔓延防止のためにしばらく途絶えていた行事が復活し、久しぶりにお仲間と一緒に仕事が出来るのが嬉しかったのかも知れない。みなさんお元気で、一番若いと紹介して下さった方がもう古希だそうである。
 巨木を見に来たという風変わりな余所者をも喜んで受け入れて下さり、幹囲測定を手伝って下さった。
 まずはクロガネモチ。境内平面の一角に立つ。近くの四阿からは紀の川の流れがよく見える。
 幹囲実測値は439cm。旧環境庁が刊行した「日本の巨樹・巨木林」(1988年調査)の348cm、同じく環境庁時代の2000年フォローアップ調査の378cmと比べ、驚異的な成長力だ。
 大きな樹冠も見事だが、板根のように発達した根がさらに素晴らしい。根の力強さは相当なもの。
 賞賛に値するクロガネモチだと思う。
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