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名称 空禅寺のイタジイ (くうぜんじのいたじい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 11.4m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県土浦市手野町
〃 3次メッシュコード 5440−11−19
〃 緯度・経度 北緯36度05分47.5秒
東経140度14分10.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年5月22日
注1)1997年1月10日に「土浦市指定名木・古木」に選ばれたのを機に土浦市が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)同上。ただし、案内板では「5.0+6.4m」とあったのを合算した
JR常磐線の東、南に水田を見下ろす高台の中腹に、時宗熊野山阿弥陀院空禅寺がある。水田の先は、霞ヶ浦の最奥部。
寺伝では正中2年(1325)に開創。開山は覚阿という。
境内に室町時代の石灯籠や中世の五輪塔が残されている(平凡社「茨城県の地名」による)ところをみると、草創伝記は、多分正しいのだろう。
かつて境内は背後の台地上まで及んでいたようだ。標記の大シイは、空禅寺の前の道(左中図)を登りきったところに立っている。(樹名のイタジイはスダジイの異称)
まったくの独立木で、道の途中から、その姿は既に見えている。
訪ねたのは、ちょうど花の季節。樹冠の表面が黄金色を帯びていた。
2本の合体木だと思われる。従って、見る角度によって、1本に見えたり、2本に見えたり。標記の幹囲データは、2本の幹囲を合算したものである。
1本はチューブを束ねたような幹姿であり、もう1本は空洞が目立つ。2つの幹から受ける印象はかなり異なる。
その2本が協力して一つの丸い樹冠を形成している。ちょっと離れてみれば1本の木だ。
これはこれで、なかなかのものと思う。 |
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