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名称 中村久須志神社のスギ (なかむらくすしじんじゃのすぎ) 名称の典拠 鰺ヶ沢町公式ウェブサイトの文化財紹介ページ(注1) 樹種 スギ 樹高 27m/27m(注2) 目通り幹囲 5.5m/5.2m(注3) 推定樹齢 いずれも300年以上(注2) 所在地の地名 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町中村町中山ノ井 〃 3次メッシュコード 6140−11−08 〃 緯度・経度 北緯40度45分19.7秒 東経140度13分44.7秒(注4) 鰺ヶ沢町指定天然記念物(1987年8月20日指定) 撮影年月日 2022年7月28日 注2)環境省巨樹データベースによる。なお、同データベースでは天然記念物のスギ2本のうち1本をアカマツとしているが、これは誤り。お隣にお住まいの方(宮司さん?)のお話では、かつてマツもあったことはあったが(巨木ではなかった)、昭和35年(1960)頃に建物を建造する際に伐採。以来、マツはないとのこと 注3)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測 注4)これは左図に見える個体(大きい方)の位置 青森県神社庁の神社一覧表によると、鰺ヶ沢町には久須志神社が3社ある。天然記念物の大杉が立つのは大字中村町に鎮座する久須志神社なのでお間違いなく。 かつては神社でなく薬師堂だったようだ。明治の廃仏毀釈で神社に転じたと思われるが、その際、医薬の神とされる少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神としたのだろう。久須志(くすし)は薬師の意味と思われる。 神木のスギ2本が町から天然記念物指定を受けている。環境省巨樹データベースは、2000年フォローアップ調査結果として、それぞれ474cmと470cmの幹囲データを載せているが、これは1988年報告値をそのまま流用したもので、測定し直した数値ではない(スギとマツの樹種間違いもそのまま)。 当地に限らず、各地でよくあることなので、これに腹を立てたわけではない。前回測定からずいぶん時を経て、今はもっと大きくなっていることを期待しての訪問である。 結果は期待以上だった。樹勢が良好で、今もぐんぐん生長しつつあるところ。 なかなかの大杉ではあるが、案内板の「樹齢六百年以上」は鯖の読み過ぎではあるまいか。現在の生長速度から見て、多くてもせいぜい300年が妥当なところだと思うのだが…。 |
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