|
|||||
名称 櫛形小学校のダイオウショウ (くしがたしょうがっこうのだいおうしょう) 名称の典拠 「三重の巨樹・古木」(注1) 樹種 ダイオウマツ(注2) 樹高 25m(注3) 目通り幹囲 3.3m(注3) 推定樹齢 90年(注4) 所在地の地名 三重県津市分部(わけべ) 〃 3次メッシュコード 5236−03−76 〃 緯度・経度 北緯34度43分50.0秒 東経136度27分22.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年3月31日 注2)漢字では大王松。「ダイオウショウ」とされることが多いが、牧野新日本植物図鑑には「ダイオウマツ」とあった 注3)上記「三重の巨樹・古木」による 注4)昭和12年(1937)頃、篤志家による講堂の寄付を記念して植樹されたらしいことから 漢字で大王松と書くマツの仲間がある。 「大王」と言うくらいだから、とても大きいことは確かだが、全体が大きいのでなく、葉がとても長く、ふさふさとして大きいのだ。樹皮が日本のスギそっくりな広葉杉がとても大きな葉を付けるのに似ている。 また、これとは別に、メタセコイアに似る葉をつけ、やはり冬には葉を落とす落羽松という木もある。(実はマツの仲間ではないが) これらを読む時、広葉杉は「ひろはすぎ」でなく、「コウヨウザン」。落羽松は「ラクウショウ」。 戦前に日本へ渡来した樹木は漢字の名を与えられるのが普通で、読みについても、漢語めいた音読みにするものだと思っていた。従って大王松についても、当然「ダイオウショウ」と読むものと信じ込んでいたのだが、念のため植物図鑑を開いてみたら、なんと、和名は「ダイオウマツ」というらしいのである。 ネット上を調べてみると、読み方についての誤解(?)は私のみではないようで、むしろ「ダイオウショウ」の方が多数派のようだ。それで、標題では「ダイオウショウ」を用いさせてもらうことにした。 日本への渡来時期はいつ頃か知らないが、各地の大王松を見るに、幹囲3mを超えるものは殆ど見ない。日本に植えられるようになってから、せいぜい100年くらいではないだろうか。 左図の大王松は、最も大きい部類と思われる。 櫛形小学校へのアプローチの途中に立っている。 |
|||||