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名称 黒沢家墓地のコナラ
(くろさわけぼちのこなら)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 コナラ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注4)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県佐久市湯原(滝)(注5)
〃 3次メッシュコード 5438−23−27
〃 緯度・経度 北緯36度11分23.4秒
東経138度28分12.6秒
佐久市指定天然記念物(2004年2月13日指定)(注3)
撮影年月日 2016年8月7日
注1)天然記念物指定名称は「黒沢家コナラ」。現地の標柱には「黒沢家墓地コナラ」とあった
注2)佐久市公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる
注3)同上。現地の標柱では指定日を2004年3月5日としている
注4)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測
注5)2005年4月1日、佐久市に合併。旧行政区は南佐久郡臼田町
ロケットの形をした展望台「コスモタワー」が建つ稲荷山の西方に、滝川が作った谷がある。川の名前は、谷口の集落「滝」から名付けられたのだろう。
この滝集落から、谷奥に向かって進んで行くと、家々が途切れるあたり、南の山裾に左図のコナラが見えてくる。
標題のように、コナラは黒沢家の墓地に立っている。コナラももちろん黒沢家の私有物だが、自由に見学させていただけるようだ。(環境を損なったりしないよう、マナーはしっかり守ろう)
この墓地には、かなり古い歴史があるようだ。上記文化財紹介ページによれば、明暦元年(1655)までには既にあったらしい。
コナラはどうなのだろうか。
昔、コナラは薪炭の材料であった。記念樹として植えるのに、コナラを選ぶことは考えにくい。かと言って、明暦以前にもう巨木であったとも思えない。
そもそも墓地にコナラ巨木が立つこと自体が不思議だ。しかも、こんなに立派な巨木が。
私の盆暗頭では、納得できそうな理由が思いつきそうにない。
それはさておき、近年、東北各地のコナラ巨木が、ナラ枯病の被害で次々と姿を消した。マツの二の舞にならねばいいが、と案じたくらいだ。
こんなに元気なコナラに出会えて、少し安心できた。 |
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