ページタイトル:黒川白山御嶽神社のトチノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:黒川白山御嶽神社のトチノキ(幹と並ぶ) 名称 黒川白山御嶽神社のトチノキ
    (くろかわはくさんおんたけじんじゃのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県木曽郡木曽町新開(しんかい)(橋詰)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5337−65−84
 〃 緯度・経度 北緯35度54分12.4秒
           東経137度40分55.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年6月20日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)地表面から1.3mの高さで実測
注3)2005年11月1日、木曽郡内4町村が合併して木曽町誕生。旧行政区は木曽福島町





 国道19号「木曽大橋」交差点で国道361号に乗り換え、開田高原(かいだこうげん)に向かう。
 かつての国道361号は地蔵峠経由で福島の町と開田高原を結んでいた。
 初めてこの道を通ったのは、学生時代。自転車仲間とツーリングに行った時。木曽福島からの登り道を喘ぎ喘ぎ登りきると、風景が一変。眼前に広々とした高原が出現し、それまで存在の気配すら感じさせなかった木曽御嶽が中央に陣取っている。初めてその雄大な景色を目にしたときの感動は今でもはっきり覚えている。
 今の国道361号は地蔵峠よりもっと北、かつての折橋峠の近くを新地蔵トンネルで潜る。九十九折りの山登りはなく、黒川の谷から皆沢の谷まで一気にワープする感じ。車で走りやすくはなったが、学生時代に得た感動は望むべくもない。
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 左図のトチノキが立つ白山御嶽神社は、国道361号の新ルート沿い。(地理院地図で931.6mの三角点がある地点の近く。なお「白山神社」が正式名だが、社号柱や鳥居額には白山神社・御嶽神社が並記されており、また本殿の文化財指定名称も「白山御嶽神社本殿」となっているので、それに従った)
 トチノキは拝殿に向かって左側の樹林内。そちらは国道から遠い側にあたり、国道からこのトチノキは見えない。幹の下部にある空洞が長さ3mほどの口を開けているが、樹勢には影響がないようだ。
 鎮守の森の大半は木曽五木を中心とする若い針葉樹で、そのうちヒノキの何本かは幹囲3mを超え、巨木の仲間入りをしている。鳥居近くのトチノキも大きい。
 森は結構広く、湿潤な感じ。中に入ると涼しさを感じた。
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