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名称 黒髪菅原神社のクスノキ
(くろかみすがわらじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 8.8m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 熊本県熊本市中央区黒髪1丁目(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−15−77
〃 緯度・経度 北緯32度49分01.3秒
東経130度43分05.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月7日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2012年4月1日、政令指定都市への移行に伴い、住所表示が一部変更された
熊本城の北東約2km、熊本大学があるあたりが黒髪である。古くは黒髪山と呼ばれた立田山南西麓に位置することから、この地名になったようだ。
私見では、黒髪山は黒神山(黒々と木が生い茂り、神宿る山)に通じるようにも思われる。遠い昔は、この辺り一帯も深い樹林だったのだろうか。想像の当否はともかく、そろそろてっぺんが薄くなりかけた者にとっては、羨ましくもあり、また少々イヤミにも聞こえる地名である。
国道3号から済々黌高校に至る道に入り、150mほど進んだところで右に曲がると、菅原神社の横に出る。
標題では黒髪菅原神社とさせてもらったが、正式な社号は菅原神社。熊本には菅原神社が多いため、勝手に地名を冠した。(黒髪だけでも数社あって困るのだが、かつての小字名を知らないもので…)
昔からの住宅地らしく、菅原神社周辺の道路は狭く、複雑に込み入っている。日曜の早朝でなければ、自動車での訪問は躊躇したところだ。
狭い境内に、このクスノキが1本だけ立っていた。
斜めに大きく傾き、一部は大きく張り出して、道路を横切り、反対側の民家の上まで伸びている。
市街地にあって、こんなふうに大枝を伸ばせるのは、住民の理解があってこそだ。
大切にされているクスノキなのである。 |
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