ページタイトル:黒谷観音のモミ 当サイトのシンボルマーク

画像:黒谷観音のモミ 名称 黒谷観音のモミ (くろだにかんのんのもみ)
名称の典拠 なし
樹種 モミ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 福井県大野市下黒谷
 〃 3次メッシュコード 5336−73−38
 〃 緯度・経度 北緯35度56分57.6秒
           東経136度28分47.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年11月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 飯降山(いふりやま、884m)から南に伸びる稜線を、稜線に沿って2.5kmほど辿ると、標高820mほどのピークがある。なかなか格好の良い山なのだが、山名を知らない。下黒谷の集落はその山の東麓。(ごく大まかに見れば飯降山の南東麓と言えなくもない)
 集落から山の方に少し離れて国生山仏性寺がある。(通例に倣い新字体で表現させていただく)
 本尊の十一面観音(秘仏)は大野市指定文化財。寺伝では、京都清水寺の千手観音、奈良橘寺の如意輪観音と同木・同作で、延暦元年(782)に大和国小島寺の延鎮和尚が刻んだものと伝える。この観音像は初め京都黒谷の仏性坊に安置されていたが、大同元年(806)に平城(へいぜい)天皇の勅願によって現在地に移されたと伝承されているようだ。(大野市・下黒谷区が設置した案内板による)
 「國生山」「佛性寺」と記された門柱のすぐ先に橋が架かり、その袂(たもと)にモミ巨木が立つ。
 環境省巨樹データベースで幹囲465cmとされるモミだ。その数値が報告されてから30年以上を経て、今はもっと大きくなっているはずと思い、実際に測ってみた。
 メジャーでの実測値は483cm。まだ5mには満たないが、このペースが維持できれば、5m超えもそう先のことではなさそうだ。
 近くに立つスギ(環境省データで410cm)もなかなかのもの。
 大きさではモミの方が大きいのだが、モミは神木でなく、スギは神木とされている。
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