ページタイトル:九輪堂の見上げ桜 当サイトのシンボル

画像:九輪堂の見上げ桜 名称 九輪堂の見上げ桜
    (くりんどうのみあげざくら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注3)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 宮城県登米市石越町北郷字九輪堂(注4)
 〃 3次メッシュコード 5841−11−23
 〃 緯度・経度 北緯38度46分19.1秒
           東経141度10分00.8秒
登米市指定天然記念物(1994年8月8日指定)
撮影年月日 2026年4月13日

注1)合併前の石越町教育委員会が設置(設置年月不詳)。その側面に記された説明に『「九輪堂の見上げ桜」と登米郡史にも取り上げられている』とあったことから。(天然記念物指定名称は単に「エドヒガンザクラ」)
注2)標柱側面に記されたデータより
注3)地表から1.3mの高さで実測
注4)2005年4月1日、登米郡の8町と本吉郡の1町が合併して登米市誕生。旧行政区は登米郡石越町(いしこしまち)





 三陸海岸は入り組んだ海岸線を持つリアス海岸で知られる。
 その南端が牡鹿(おしか)半島。これより南は緩やかな海岸線が続く。
 現在の北上川(きたかみがわ)は牡鹿半島の付け根を横切って海に向かうが、かつては石巻市街地を通って石巻湾に注いでいた。今も旧北上川の名を持つ川が残る。
 宮城・岩手県境の地であるここ石越町北郷は、石巻湾から40kmほど内陸側にあるが、遠い昔はこのあたりまで海が入り込み、大きな湾となっていたのではあるまいか。広大な平野に低山が多数散在する地形がその証拠のように思われる。北上川をはじめとする多くの河川が海を沖積平野に変えたのだろう。(九輪堂に最も近い迫川(はさまがわ、北上川の支流)の河原の標高は8mほどしかない)
 東北本線石越駅の東北東1.3kmほどのところに、散在する低山の一つ金鶏山(きんけいざん、71m)があり、その西側が九輪堂である。
 ここに標記の桜があることを知り、訪ねた。
 水田より少しだけ高い位置に、縄文時代後期から晩期にかけての遺跡があって、「九輪堂遺跡」と呼ばれている。桜はその近く。
 花色の淡いエドヒガンで、実測幹囲は608cm。なかなかの大桜である。
 しかし、残念ながら、幹や枝の欠損が目立ち、樹勢もあまり良くないようだ。
 すぐに枯れてしまう状況ではないと思うが、このままでは徐々に衰退することを免れ得まい。
 訪ねた時はほぼ満開。
 平野の向こうに栗駒山(くりこまやま、1626m)の白嶺が美しく見えた。
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