|
||||||
名称 倉田八幡宮のイチョウ (くらたはちまんぐうのいちょう) 名称の典拠 なし 樹種 イチョウ 樹高 31m(注1) 目通り幹囲 9.7m(注1) 推定樹齢 伝承1000年(注2) 所在地の地名 鳥取県鳥取市馬場 〃 3次メッシュコード 5334−11−58 〃 緯度・経度 北緯35度27分54.9秒 東経134度13分31.0秒 国指定天然記念物(1934年5月1日、「倉田八幡宮社叢」として境内林全体を一括指定) 撮影年月日 2010年9月25日 注2)現地の案内板による(設置者名・設置年月とも不詳。倉田八幡宮関係者が設置したのだろうか?) 鳥取駅の南方3kmほど、県道292号(八坂鳥取停車場線)の東に倉田八幡宮が鎮座する。 社号について、八幡宮関係者が設置したと思われる案内板では「くらだはちまんぐう」のルビが振られていたが、ここでは文化庁のWEBサイトに従った。 ところで、同サイトで、天然記念物指定の理由を見て驚いた。 「主トシテたぶのきヨリ成リ目通幹囲四メートル内外ノモノ少カラズ其ノ他ゑのき、むく、しひ等ノ大樹アリ たぶのきノ巨樹ニ富メル社叢トシテ著シキモノナリ」。 なんと、タブノキの巨樹が多いということが最大の理由だったのだ。それには大イチョウのことも、今は枯れてしまったが、立派なギンモクセイのことも、まったく触れられていない。 指定時はどうであれ、今はこのイチョウが社叢の主人公だと思われる。 神木の大イチョウは、拝殿の右後方(向かって左)。少し前までは、幹に直接触れることも出来たようだが、今は立ち入りを制限している。 横枝を伸ばさず、すっと上空に伸びて、そこで枝を広げる姿は、カツラに似た感じ。 近づいてみると、土壌の流失で露出した根が地表をのたうっている。大イチョウでしばしば見られる光景だ。このようなおどろおどろしい姿が1000年の樹齢を思わせたのだろうか。 ただし、実際の樹齢については、株立ちの1本1本から判断すると、それよりも遙かに若そうに思われる。 国指定天然記念物であるにもかかわらず、何故かこの大イチョウは、2010年9月現在、環境省巨樹データベースには登録されていない。 |
||||||