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名称 国神の大イチョウ (くにかみのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 埼玉県秩父郡皆野町国神字国神
〃 3次メッシュコード 5439−00−97
〃 緯度・経度 北緯36度04分52.5秒
東経139度05分29.7秒
埼玉県指定天然記念物(1926年3月31日指定)
撮影年月日 2007年3月4日
注1)1996年3月31日に埼玉県教育委員会と皆野町教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注3)上記案内板による
国神は宝登山(ほどさん、497m)南麓の集落。緩やかな起伏に農地が広がり、家々が散在する。
大イチョウは、集落内の細い道の脇に立っている。根元には小さな祠があり、妙見宮の名が見えた。
主幹は既に失われている。比較的若い幹が伸びて、今の姿になったようだ。全体としての樹勢は悪くない。
案内板によれば、この付近には数基の古墳があったらしい。「秩父郡誌」の記述に、「古き公孫樹の枯朽せし根より族生し数幹繁茂し、宛として一森林の観をなす。此の所に両墓あり。墓の面積各々二十坪。知知父彦命、知知父姫命の墳墓と伝えらるれども今は墳形を認めず」とある。著名なイチョウだったようだ。
このイチョウは知知父彦命(ちちぶひこのみこと)の墓に立つと伝えられてきた(国神の地名はその伝承によるものか?)。現在、墓の姿は認められず、イチョウの規模も、「宛として一森林の観」からは少し遠くなった。これも盛者必衰の理ということなのだろう。
が、今でも、埼玉県下では4番目の大イチョウである。(上記注2の「日本の巨樹・巨木林」による) |
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