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画像:雲立のクス_1

画像:雲立のクス_2
名称 雲立のクス (くもだちのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 13.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県浜松市中区八幡町
 
〃 3次メッシュコード 5237−05−59
 
〃 緯度・経度 北緯34度42分56.5秒
           東経137度44分12.8秒
静岡県指定天然記念物(1952年4月1日指定)
撮影年月日 2005年12月24日

注1)浜松市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 JR浜松駅の北1.5km、遠州鉄道西鹿島線八幡駅の近くに浜松八幡宮が鎮座している。
 仁徳天皇の時代(4世紀?)の草創伝承を有する古い神社だが、著名な結婚式場でもあるなど、市民のよく知る神社でもある。
 大クスノキは拝殿の手前、右手に立っている。
 「雲立のクス」の名について、案内板に説明があった。
 元亀3年(1572)、三方原合戦に敗れ、武田軍に追われた徳川家康は、このクスノキの洞に身を潜めた。その際、空に瑞雲が立ち上ったという。この故事が名の由来となったという。
 さらに古く永承6年(1051)、源八幡太郎義家が参籠のみぎり、この樹下に旗を立てたことから「御旗楠」と称されることもあったという。
 「御旗楠」と呼ばれた頃は、もっと背の高い立派な姿をしていたのだろうか。今日、主幹は失われ、空洞どころか、ぽっかり穴が空いてしまった。これでは家康公も隠れるわけにいくまい。
 倒壊を防ぐため、いくつかの大枝同士をワイヤで結んである。すっかり年老いてしまった大クスだが、もうしばらく長生きしてもらいたいものだ。
 
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