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名称 熊野神社のタコスギ
(くまのじんじゃのたこすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 滋賀県蒲生郡日野町熊野
〃 3次メッシュコード 5236−53−96
〃 緯度・経度 北緯34度59分50秒
東経136度19分51秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年5月23日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
日野川の源流近く、水無山(985m)の南麓に熊野神社が鎮座している。
水無山と峰続きの綿向山(992m)は、古くから修験道の霊場とされていた。
年代不詳だが、ある時期、この地に那智権現が勧請された。それが、現在の熊野神社である。日野川源流には滝もあり、このあたりを、紀州熊野の小風景と感じたのだろう。綿向山修験が隆盛するとともに、集落名も熊野と称するようになった。そんなことではあるまいか。
旧環境庁資料には、「お宮さんの森」として推定26本の大杉が、そして「お滝さんの森」として推定7本の大杉が登録されている。
標記のスギは「お宮さんの森」の一部と思われる。少し離れて、駐車場の隅に立っている。熊野神社のスギたちのなかでは最も太い。
立ち上がって間もなく、多くの太い幹に分かれている。タコスギの名は、その姿を、逆立ちした蛸(たこ)に見立てたものであろう。
このほか、「山の神」の前に立つ大杉も、なかなかのものである。 |
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