ページタイトル:岫長のカヤ 当サイトのシンボル

画像:岫長のカヤ_1

画像:岫長のカヤ_2
名称 岫長のカヤ (くきながのかや)
名称の典拠 「緑の文化財」(注1)
樹種 カヤ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福島県東白川郡鮫川村赤坂西野字岫長
 〃 3次メッシュコード 5540−43−56
 〃 緯度・経度 北緯37度02分47.9秒
           東経140度27分17.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年5月8日

注1)1983年に福島県総合緑化センターが刊行(福島県監修)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 山間の小さな集落のなか、あるお宅の庭先に立っている。横に広がった、独特な樹形のカヤだ。
 上記「緑の文化財」によると、この家の祖先が延宝年間(1673〜81)、この地に移り住んだ際、記念に植えた木だと伝えられているようだ。
 地上1.3mの高さには主幹と呼べるものがない。上記の幹囲データは、横に伸びた支幹の幹囲を合算した値だと思われる。地際での幹囲は、目分量で、3mを少し超えたくらいでなかろうか。
 たまたま所有者の奥様からお話を伺うことが出来た。
 もとは中央の幹が直立する普通の樹形だったが、雷の一撃を受け、主幹を失ったと聞いた。その後、下枝が生長して現在の姿になった。自分はこのカヤを見て60年になるが、その間、大きくなった印象はない。かなり昔から大木だったのでないか。そんなお話だった。
 樹勢も良さそうで、今もまだ大きくなりつつあると思われる。
 
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