ページタイトル:潜石のカゴノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:潜石のカゴノキ 名称 潜石のカゴノキ (くぐりいしのかごのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カゴノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注3)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 大分県玖珠郡九重町町田(潜石)
 〃 3次メッシュコード 4931−61−44
 〃 緯度・経度 北緯33度12分41.5秒
           東経131度10分21.7秒
九重町指定天然記念物(1984年1月17日指定)
撮影年月日 2017年4月6日

注1)九重町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 JR久大本線引治(ひきじ)駅の辺りで、玖珠川(くすがわ)に野上川(のがみがわ)、町田川(まちだがわ)の2支流が合流する。その合流点近くから、町田川に沿って国道387号を南下。(町田バイパスではなく旧道の方。最新の地理院地図では国道表示されていないので、もう国道ではなくなったのかも知れない)
 この道は潜石集落の手前で町田川を渡る。渡ってすぐ左手の山裾にこのカゴノキが立っている。橋の南詰近くの川側に案内表示もあるのだが、カゴノキの樹冠を見分けられなければ、場所がわかりにくいかも知れない。
 カゴノキは個人の所有物である。お庭の一角に立っている。
 手前のお宅に伺って、チャイムを押したが返事がない。引き下がるしかないかと落胆していたら、家の裏手からご婦人が出てこられ、快く撮影許可を下さった。(感謝)
 近くで見て驚いたのだが、大きさもさることながら、ものすごい場所に立っているのだ。岩が二つ、互いに寄りかかるような形で三角形を作っていて、その一方にカゴノキが乗っている。どうやって根を張っているのだろう。
 古木然とした姿も良い。幹の途中からヤブツバキが生え、カゴノキの下部は岩と同化しようとしているようにも見える。
 期待以上のすばらしいカゴノキであった。全国でも有数のカゴノキ名木と称していいのではなかろうか。
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