ページタイトル:口大屋の大アベマキ 当サイトのシンボル

画像:口大屋の大アベマキ

画像:口大屋の大アベマキ(幹と並ぶ)

画像:口大屋の大アベマキに至る遊歩道(帰途)
 大アベマキへの遊歩道(帰途)
名称 口大屋の大アベマキ
    (くちおおやのおおあべまき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アベマキ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 兵庫県養父市大屋町中(注2)
 〃 3次メッシュコード 5334−05−06
 〃 緯度・経度 北緯35度20分36.1秒
           東経134度42分24.1秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2011年5月16日


注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2004年4月1日、養父郡内の4町が合併して養父市誕生。旧行政区は養父郡大屋町





 口大屋の大アベマキに会いに行くには、下から直接登るより、背後まで車で登って、そこから下った方が楽だ。
 県道6号(八鹿山崎線)からの入口は二つ。一つは、樽見集落の東端、樽見橋バス停近くから登る道。大アベマキの名を記した案内表示が出ている。もう一つは樽見の大桜(これも国天然記念物)の駐車場に向かう道。こちらは大桜の名を記した案内表示が出ている。大桜の駐車場を過ぎ、道なりにどんどん登ると、上山(うやま)集落の上で、結局、二つの道は一つになる。
 いずれも舗装道路だが、後者の方が遅れて出来たことでもあり、道幅は広い。
 牧草地の一角で舗装道路が終わる。そこで車を降り、案内に従って大アベマキに向かう。クマが出たこともあったそうで、いつものようにスキーストックに鈴を付け、愚妻と会話しながら、のんびり下る。山道の長さは約300m。
 大アベマキは斜面の途中に立っていた。
 地元では、「大クヌギ」と呼ばれていたようだ。分類学的にはクヌギとアベマキは別種だが、ドングリも樹肌も葉もよく似ており、薪炭材料やシイタケ栽培の榾(ほだ)木となるなど、利用方法も同じ。実用面では区別する必要がなかったのだろう。
 1995年に講談社から刊行された「日本の天然記念物」掲載の写真と比べると、大枝の数がかなり少なくなっている。
 もう最盛期は過ぎてしまったのだろうか。
 
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