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右上のビルは高崎市役所 |
名称 向雲寺のサンゴジュ (こううんじのさんごじゅ) 名称の典拠 なし 樹種 サンゴジュ 樹高 8m(注1) 目通り幹囲 5.2m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 群馬県高崎市下横町 〃 3次メッシュコード 5439−30−80 〃 緯度・経度 北緯36度19分14.5秒 東経139度00分20.3秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2016年10月15日 注1)宮誠而著「巨木学」による 高崎城址の南東に、曹洞宗東陽山定慧林向雲寺がある。 高崎城を築いた井伊直政が近江国彦根に移封されたのち、高崎城主は目まぐるしく入れ替わる。井伊氏、諏訪市の後を受けて高崎城城主になったのが酒井家次(1564〜1618)である。向雲寺はその家次を開基、現甘楽町天引の向陽寺4世伝州忠的を開山として創建された。当初は城下遠構えの内にあったが、酒井氏、戸田氏、松平氏に続いて入封した安藤氏が、現在地に移して伽藍を整備。よって向雲寺は安藤重博を中興開基としている。(案内板より) 領主は次々と交代したが、高崎城とともに歩んできたお寺であることが想像される。 東に開いた山門を入ると、正面に左図のサンゴジュが見える。 サンゴジュはスイカズラ科の常緑高木で、関東地方南部以西の西南日本に自生する。(平凡社「日本の野生植物 木本U」による) 秋に赤く熟す実を珊瑚(さんご)になぞらえて名付けられたといい、常緑であることもあって、しばしば庭木として植えられる。ここでも多分そうだったのだろう。(葉に水分が多く、火災の延焼を防ぐ意味で植えられることもあったようだ) この珊瑚樹は、庭木として刈り込まれているため、本来の樹形ではないが、それにしても見事なものである。 高崎市保存樹木第21号とされている。 |
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