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画像:広徳院の大公孫樹

画像:広徳院の大公孫樹(遠景)
名称 広徳院の大公孫樹
    (こうとくいんのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板
樹種 イチョウ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 850年(注3)
所在地の地名 福島県双葉郡楢葉町下小塙字風呂内
 
〃 3次メッシュコード 5540−77−09
 
〃 緯度・経度 北緯37度16分00.7秒
           東経140度59分22.8秒
楢葉町指定天然記念物(1974年9月20日指定)
撮影年月日 2005年5月22日

注1)1983年3月に楢葉町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による





 縁起によれば、久安6年(1150)、岩城氏の始祖海東小太郎成衡の妻徳尼が、亡夫の冥福を祈願して建立。現在、真言宗智山派に属する。(昭文社の県別道路地図には「高済寺」の名で掲載)
 徳尼は藤原秀衡の妹で、白水阿弥陀堂を建立したことでも知られる。上記の樹齢は、当寺建立の際、祈念樹として植えたイチョウがこれだとする伝承に基づく。
 広徳院の境内は立派な山門と築地塀に囲まれている。「緑の文化財」(注4)の写真には見えないので、最近になって建立されたようだ。築地塀越しに、大きな樹冠が見える。
 広徳院は、過去に数度、野火が飛び火して全焼したが、このイチョウは類焼を免れたという。
 焦げ跡があるとはいえ、今も樹勢は良さそうである。

注4)1983年に福島県総合緑化センターが刊行
 
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