ページタイトル:興国寺臥龍のケヤキ サイトのシンボル

画像:興国寺臥龍のケヤキ

画像:興国寺
名称 興国寺臥龍のケヤキ
    (こうこくじがりゅうのけやき)
名称の典拠 環境省フォローアップ調査報告
樹種 ケヤキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県伊達市梁川町大町(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5640−64−28
 
〃 緯度・経度 北緯37度51分40.1秒
           東経140度36分28.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月25日

注1)2000年に実施された環境省フォローアップ調査による
注2)2006年1月1日、伊達郡内5町が合併して伊達市誕生。旧行政区は伊達郡梁川町





 臥龍のケヤキという名から、水平方向に長く伸びる幹を持つケヤキを想像していたのだが、そのようなケヤキは見あたらない。
 代わりに、墓地の周縁部に、このケヤキがあった。一塊りで立っているが、左の1本は別の個体。右手の1本(途中で2幹に分かれている)が境内最大だと思われる。目通り6.3mというデータにも頷ける。
 しかし、このケヤキは身を捩らせてはいるものの、天に向かって伸びている。臥龍とは形容しがたい。フォローアップ調査で報告されたケヤキとは違うのだろうか。
 曹洞宗臥龍山興国寺についてはあまりよく知らない。インターネットで公開されている「梁川町郷土史年表」(梁川町教育委員会)から拾ってみると、慶長7年(1602)簗川城主須田長義が開基。天和6年(1683)には、末寺24ヶ寺を有する本山となったとある。境内には開基須田長義の墓もある。
 長義墓の案内板に「長義が信州より移した菩提寺」だとある。そういえば須坂市に同じ山号寺号を称する寺がある。そちらの開基も須田氏である。
 須坂の興国寺は臥龍山(471m)の南麓にある。そのため山号を臥龍山としたのだろう。
 「臥龍のケヤキ」とは、ケヤキの姿とは無関係な命名なのかも知れない。
 
ボタン:福島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る