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名称 泉福寺のケヤキ (せんぷくじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 滋賀県甲賀市水口町泉(注2)
〃 3次メッシュコード 5236−31−70
〃 緯度・経度 北緯34度58分58.9秒
東経136度08分03.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年10月12日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2004年10月1日、甲賀郡内の5町が合併して甲賀市誕生。旧行政区は甲賀郡水口町
甲賀市と湖南市の境界付近、4車線で延びる国道1号の北側高台に巨大な工業団地が広がる。テレビ・コマーシャルで名を知るような大企業をはじめ、多くの工場が建ち並ぶ。
トラック輸送が物流の主流となって以来、広大な土地が安く確保できることが立地条件に占める比重が俄然大きくなった。人口密度が低く、昔からあまり変わらなかったような地域が、むしろ大変貌するのである。ここもそうだ。
一方、国道の南側には昔の面影が残る。旧東海道もこちら側。
天台宗宝(寶)珠山泉福寺も旧東海道の近く。
立派な石碑に刻まれた説明では、弘仁4年(813)伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)が開創。
昔は泉寺とも延命院とも呼ばれたらしい。本尊の木造地蔵菩薩坐像は国重文(秘仏。文化財としての名称は坐像だが、実態は半跏像のようだ)。
大ケヤキは、境内の北東端。境内の東縁に沿って道があり、左図はその道から撮ったもの。
道路から見える側はかなり傷みが目立つ。通行の安全のため、こちらに伸びていた大枝を整理したからだろうと思われる。
このケヤキのほか、カヤとクスノキもなかなか見事である。ケヤキとともにご覧になることをお勧めする。(カヤとクスノキは「少し大きめの画像」に掲載) |
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