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名称 神原のトチ (こうばるのとち) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 トチノキ 樹高 23m(注2) 目通り幹囲 6.7m(注3) 推定樹齢 550年(注4) 所在地の地名 大分県竹田市神原 〃 3次メッシュコード 4931−22−48 〃 緯度・経度 北緯32度52分22.7秒 東経131度21分24.2秒 大分県指定天然記念物(1960年3月22日指定) 撮影年月日 2018年3月17日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による 注3)同上。上記案内板は、樹高42m、胸高直径(?)7.2mとしている 注4)上記案内板による 大分・宮崎県境に聳える祖母山(そぼさん、1756m)の大分県側に降った雨を集める神原川(こうばるがわ)の上流部、祖母山から北に延びる尾根が谷に落ちる場所に、延喜式内社健男霜凝日子神社(たけおしもこりひこじんじゃ)の御幸所がある。 祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)・彦五瀬命(ひこいつせのみこと。ウガヤフキアエズの長子)ほか9柱。祖母山頂に上宮があり、ここから400mほど西には下宮がある。 白い社号柱の側面に書かれた説明によると、昭和9年(1934)、国幣小社への昇格を目指して壮大な社殿の建築にとりかかったが、終戦により断念。御幸所としたという。(一時は「遙拝所」と称したこともあったようだ) 境内の入口付近、山側の斜面に立つトチノキが素晴らしい。 北向き斜面に立つためか、やや低地側に傾きつつも、トチノキにしては背が高い。そして、トチノキ巨木独特の、節くれ立ったように見える大枝を、上空で存分に伸ばしている。 樹勢も良さそうだ。 本州では、このサイズのトチノキもそう珍しくはないが、九州にトチノキ巨木は少ない。 同じく竹田市にある宮処野神社のトチノキとともに、九州を代表するトチノキの1本と言ってもいいのではなかろうか。 |
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