ページタイトル:琴平町の大センダン 当サイトのシンボル

画像:琴平町の大センダン(幹と並ぶ)

画像:琴平町の大センダン(全景)
名称 琴平町の大センダン
    (ことひらちょうのだいせんだん)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 センダン
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 7.4m(地上1.2mの高さで)(注1)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 香川県仲多度郡琴平町(大字名なし)
 〃 3次メッシュコード 5133−26−25
 〃 緯度・経度 北緯34度11分15.0秒
           東経133度49分18.5秒
国指定天然記念物(1953年3月31日指定)
撮影年月日 2013年3月26日

注1)香川県公式WEBサイトの一つ「香川の古木・巨樹」による(2010年7月26日調査)。環境省巨樹データでは幹囲6.0m(1988年調査)としているが、実際はもっとずっと大きいように思えたので、香川県のデータを転記させてもらった
注2)天然記念物指定時の詳細解説より





 「こんぴらさん」と通称される金刀比羅宮(ことひらぐう)は、人気の観光地である。観光バスで訪れる人も多い。
 このセンダンは、その観光バス乗降場に立っている。バスで「こんぴらさん」参りをされた方は、目にしている可能性が高い。
 センダンが生まれたのは、この世に観光バスなるものが登場するずっと前。もちろん乗降場もなかった。
 1999年に琴平町教委が設置した案内板によると、かつてここは墓地だったらしい。その後、幼稚園に替わり、昭和63年(1988)からは観光バスの乗降場となった。その間、周囲の風景に変遷はあったが、センダンはずっとここに立っていたわけだ。
 観光バスの乗客同士、また乗客と町民は、初対面であるのが普通だ。そんなことからか、案内板には、出会いに因む古名についての説明があった。
 センダンの古名は「あふち」(楝)。「あふ」を「会う」にかけて、万葉の頃には、愛する人との出会いが楝の下でなされたという。
 こんなに立派な大センダンの下で出会うのなら、お互い、良い出会いでありたいものだ。
 
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