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大作りな樹皮模様 |
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名称 琴弾八幡宮のマツ (ことひきはちまんぐうのまつ)
名称の典拠 なし
樹種 クロマツ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 香川県観音寺市八幡町1丁目
〃 3次メッシュコード 5133−15−52
〃 緯度・経度 北緯34度07分55.2秒
東経133度38分56.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年3月25日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
「琴弾八幡宮の…」と題したが、このマツは、琴弾山上に鎮座する本殿近くではなく、神幸殿前の広大な駐車場脇に立っている。
単幹のクロマツだ。樹形をつくるために手を加えられるようなことがなかった自然な姿である。
マツの樹皮は、年老いてくると、亀甲模様を作る。その模様が、このマツではやけに大きいのが特徴。私の手は、成人男性ではやや小さい方かも知れないが、その手のひらより遙かに大きい。
ところで琴弾八幡宮だが、起源について、応永23年(1416)の七宝山八幡琴弾宮縁起に、およそ次のようなことが書かれているという。
大宝3年(703)3月1日、西方の空が急に鳴動して暗雲が天を覆い、3日の間、日月が光を失った。そのとき浜に1艘の舟があり、舟からは妙なる琴の音が聞こえ、当地で修行していた日証に託して、朝家守護と異敵降伏の本誓を垂れた。これを八幡大菩薩の託宣と考えた日証は、舟を山上に引き上げ、琴を添えて神殿を造営した。
と、これが琴弾八幡宮の始まりということである。(以上、平凡社「香川県の地名」より)
なお、明応2年(1493)に土佐光信が描いた「絹本著色琴弾宮絵縁起」(観音寺蔵)は国指定重要文化財。 |
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