ページタイトル:小菅のイトザクラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:小菅のイトザクラ 名称 小菅のイトザクラ (こすげのいとざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 4.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県飯山市瑞穂小菅
 〃 3次メッシュコード 5538−23−74
 〃 緯度・経度 北緯36度53分42秒
           東経138度25分33秒
飯山市指定天然記念物(1997年1月20日指定)
撮影年月日 2014年4月27日

注1)飯山市教育委員会と小菅区が連名で設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 小菅は野沢温泉村との境界近く、北竜湖から山一つ越えた南に位置している。
 役小角(えんのおづぬ)が開いた小菅山元隆寺(こすげざんがんりゅうじ)が始まりと伝える小菅神社があり、かつては戸隠・飯綱とともに信州における修験の霊地として栄えたようだ。
 集落から1kmほど離れた山中に小菅神社の奥社がある。懸造(かけづくり)の本殿は国指定重要文化財。また長い参道杉並木は長野県指定天然記念物。
 その杉並木の入口に、標記のシダレザクラが立っている。
 訪ねた時、上部は満開。しかし下部はまだ蕾。このサクラのすべての花が一斉に満開を迎える時期というのはあるのだろうか?
 ところで、以下はサクラと無関係の話だが、小菅神社の参道を逆に辿った先には、寸分違わぬ位置に、妙高山の頂(いただき)がある。そして、そこは小菅神社の真西に当たる方角でもある。
 妙高山は須弥山(しゅみせん)に擬されたことのある霊山であり、西方極楽浄土の阿弥陀如来の山でもある。
 この一致が偶然のものとは思えないのである。
ボタン:長野県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る