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名称 越代のサクラ (こしだいのさくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福島県石川郡古殿町大久田字越代(注3)
〃 3次メッシュコード 5540−54−19
〃 緯度・経度 北緯37度06分04.0秒
東経140度36分49.9秒
福島県指定天然記念物(1996年3月22日指定)
撮影年月日 2010年5月8日(このページの画像も)
2021年4月19日
注1)古殿町と古殿町教育委員会が連名で設置
注2)上記案内板による
注3)1994年4月1日、古殿町は東白川郡から石川郡に移った
山間を縫う道路脇の高台に立つサクラ。
この日、私は白河市方面からサクラに向かった。古殿町役場を越え、国道349号から県道14号(いわき石川線)に移って間もなく、案内表示が目に入った。その後は主要交差点毎に設置された道案内に従うだけ。県道14号でなくとも、花期には多分、サクラを取り巻く主要道路に同様な案内表示があると思われる。
私が訪ねた年は、春先の寒さで開花が遅れた。5月5日にようやく満開を迎えたが、翌6日はまるで夏のような暑さとなり、7日にはもう散り始めたという。慌てて8日に訪ね、なんとか花に間に合うことが出来た。
各地にサクラの名木は多いが、そのほとんどはエドヒガンである。ヤマザクラは少数派だ。福島県もその例にもれない。
ヤマザクラであって、これだけの巨木で、姿も美しく、しかも立地場所も樹勢もすばらしいサクラは、全国的に見ても希有なのではあるまいか。
林野庁の森の巨人たち百選にも選ばれている。また開花期の夜間はライトアップもされるようだ。
ところで、遠望するとき、エドヒガンとヤマザクラは区別がつきにくい。しかし、花をよく見ると、エドヒガンでは、葉に先んじてまず花が開くのに対し、ヤマザクラでは花が開くとき、葉はもう形成されている。また、エドヒガンは数輪がまとまって咲くのに対し、ヤマザクラではそのようなことがない。上の銀色のボタンをクリックして大きな画像をご覧くださると、ヤマザクラの花の特徴がおわかりになると思う。(ファイルサイズが大きいので、表示されるのに多少時間がかかる場合もあり)
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